こんにちは！
今回は「インスタンスのスケールイン保護」について解説していきます。
AWSの便利な機能の一つで、クラウドを使っている人にはとっても重要なポイントなんですよ。
スケールインとスケールアウトって何？
まずは、「スケールイン」と「スケールアウト」について説明します。
スケールアウト
スケールアウトとは、システムの処理能力を増やすために、インスタンス（サーバー）を追加することです。
例えば、アクセスが急に増えて処理が追いつかなくなった時に、新しいインスタンスを増やして対応します。
スケールイン
一方、スケールインはその逆です。
アクセスが減ってきて、そんなにたくさんのインスタンスが必要なくなった時に、不要なインスタンスを減らします。
これで無駄なコストを抑えることができるんです。
インスタンスのスケールイン保護とは？
では、本題の「インスタンスのスケールイン保護」とは何でしょうか？
重要なインスタンスを守る
スケールインをするとき、どのインスタンスを減らすかはAWSが自動で判断します。
でも、システムによっては、特定のインスタンスが他のインスタンスより重要で、絶対に削除してはいけない場合があります。
そういう時に使うのが「スケールイン保護」です。
スケールイン保護の役割
スケールイン保護を設定すると、そのインスタンスはスケールイン時に削除されなくなります。
これで、重要なインスタンスを守ることができるんです。
スケールイン保護の設定方法
AWSコンソールでの設定
- インスタンスを選択する: AWSのコンソールにログインして、スケールイン保護を設定したいインスタンスを選びます。
- スケールイン保護を有効にする: インスタンスの詳細設定から「スケールイン保護を有効にする」を選択します。
- 設定を保存する: 最後に設定を保存して完了です。
これで、そのインスタンスはスケールインの時に削除されなくなります。
まとめ
「インスタンスのスケールイン保護」は、重要なインスタンスを守るための便利な機能です。
スケールアウトとスケールインの概念を理解し、適切に設定することで、AWSのコストを抑えながら安定したシステム運用ができます。
AWSを使う上でぜひ覚えておきたい機能の一つなので、ぜひ試してみてくださいね！
