MQTTプロトコルとは?

MQTTプロトコルとは?

こんにちは!今日は、インターネットで物と物をつなぐための仕組み「MQTTプロトコル」について、わかりやすく説明します。

MQTTプロトコルってなに?

MQTT(エムキューティーティープロトコルは、簡単に言うと「メッセージを送ったり受け取ったりするためのルール」です。

例えば、家の中にある電気のスイッチや温度計がインターネットにつながっていて、スマホからそれらを操作できるとします。

その時に、どのようにメッセージをやり取りするかを決めるのがMQTTプロトコルです。

なぜMQTTが必要なの?

MQTTは特に「小さいデータを素早く送るのが得意」なプロトコルです。

これが便利な理由をいくつか挙げてみます。

  1. 省エネ:小さなデバイスでも使えるように設計されているため、バッテリーの消耗が少ない。
  2. 安定した通信:インターネットの接続が不安定でも、データのやり取りが途切れにくい。
  3. 軽量:送るデータが小さく、通信が効率的。

どうやって使うの?

MQTTの使い方はとても簡単です。

2つの役割、「パブリッシャー」と「サブスクライバー」が登場します。

  • パブリッシャー(Publisher)
    :情報を発信する人やデバイスです。
     例えば、温度計が温度データを送るとき、この温度計がパブリッシャーです。
  • サブスクライバー(Subscriber)
    :情報を受け取る人やデバイスです。
     例えば、スマホアプリが温度データを受け取るとき、このスマホがサブスクライバーです。

そして、この2つの役割をつなぐ「ブローカー(Broker)」という仲介役がいます。

ブローカーは、パブリッシャーから受け取ったメッセージを、適切なサブスクライバーに届ける仕事をします。

MQTTの仕組み

  1. トピックの利用
    :パブリッシャーは「トピック」と呼ばれる特定のテーマにメッセージを送ります。
     例えば、「家/リビング/温度」というトピックに「22度」といったメッセージを送ります。
  2. サブスクリプション
    :サブスクライバーは、自分が興味のあるトピックを購読(サブスクライブ)します。
     例えば、リビングの温度を知りたいスマホは「家/リビング/温度」というトピックを購読します。
  3. メッセージの配信
    :ブローカーは、パブリッシャーから受け取ったメッセージを、対応するトピックを購読しているサブスクライバーに配信します。

まとめ

MQTTプロトコルは、少ないデータ量で効率よくメッセージをやり取りするための仕組みです。

パブリッシャーが情報を送り、サブスクライバーがそれを受け取る。

そして、その間をブローカーが仲介します。

この仕組みのおかげで、私たちはスマホやパソコンから簡単に家電やセンサーを操作できるようになっています。

このように、MQTTプロトコルはインターネットを通じて様々なデバイスをつなぐために、とても便利な仕組みです。

これからの時代、ますます活躍すること間違いなしですね!