Cross-Origin Resource Sharing(CORS)エラーとは?
こんにちは!今日は「CORSエラー」について、簡単で分かりやすいように説明します。
CORSエラーはウェブサイトを使っているときによく見かけるエラーの一つです。
このブログでは、CORSエラーが何なのか、なぜ起こるのか、そしてどうすれば解決できるのかを一緒に学びましょう。
CORSエラーって何?
簡単に言うと
CORSエラーとは、ウェブサイトが他のサーバーからデータを取りに行こうとしたときに発生するエラーです。
例えば、あなたがあるウェブサイト(例えば「サイトA」)を見ていて、そのサイトが他のサーバー(例えば「サーバーB」)から情報を取ってこようとするときに、このエラーが発生することがあります。
具体的には
CORSは「Cross-Origin Resource Sharing」の略です。
直訳すると「オリジン(出所)が異なるリソースの共有」という意味です。
ウェブサイトは「オリジン」と呼ばれる出所を持っていて、セキュリティのために、通常は他のオリジンからのデータ取得を制限しています。
なぜCORSエラーが起こるの?
セキュリティのため
CORSエラーが起こる理由は、主にセキュリティのためです。
悪意のあるウェブサイトが、あなたの情報を勝手に他のサーバーに送信しようとするのを防ぐためです。
例えば、あなたが銀行のサイトにログインしているときに、他のサイトが勝手にあなたの情報を取ってこないようにするためです。
同一オリジンポリシー
ウェブブラウザには「同一オリジンポリシー」というセキュリティ機能があります。
これは、ウェブページが自分と同じオリジンからのみデータを取得できるようにするルールです。
違うオリジンからデータを取ろうとすると、CORSエラーが発生します。
CORSエラーをどうやって解決するの?
サーバー側の設定を変更する
CORSエラーを解決するためには、データを提供しているサーバー側で設定を変更する必要があります。
具体的には、サーバーが他のオリジンからのリクエストを許可するように設定するのです。
例えば、AWSのAPI Gatewayを使っている場合、以下の手順で設定できます。
- API Gatewayコンソールにログイン
- 該当するAPIを選択
- 「リソース」タブで、CORSを有効にしたいメソッドを選択
- 「アクション」メニューから「CORSを有効にする」を選択
- 必要なヘッダーを設定し、「CORSを有効にする」ボタンをクリック
クライアント側での解決法
クライアント側でCORSエラーを解決するのは難しいですが、一部のブラウザ拡張機能を使うことで一時的に回避できることもあります。
しかし、これはあくまで一時的な解決策で、根本的な解決にはなりません。
まとめ
CORSエラーはウェブサイトのセキュリティを守るために重要な役割を果たしています。
エラーが発生した場合、サーバー側の設定を変更して正しくデータを共有できるようにすることが必要です。
この記事がCORSエラーについての理解を深める手助けになれば幸いです!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!