2024-06-22 AWSを使ったタイムシートアプリケーションの設計 こんにちは! 今回は、AWS(Amazon Web Services)のCloudFront、S3、Lambda、API Gatewayを使ってタイムシートアプリケーションを設計する方法について説明します。 このアプリは、働いた時間を記録し、管理するためのツールです。 中学生でも理解できるように、簡単に説明しますね! タイムシートアプリの基本機能 1. ユーザー登録とログイン ユーザー登録:名前、メールアドレス、パスワードを入力して新しいアカウントを作成します。 ログイン:登録したメールアドレスとパスワードでログインします。 2. タイムエントリーの記録 開始時間:働き始めた時間を記録します。 終了時間:働き終わった時間を記録します。 日付:どの日に働いたかを記録します。 備考:必要に応じてメモを追加します(例:プロジェクト名やタスクの詳細)。 3. タイムエントリーの表示と編集 タイムエントリーの一覧表示:これまでに記録した全てのタイムエントリーを一覧で表示します。 タイムエントリーの編集:選択したタイムエントリーを修正します。 タイムエントリーの削除:不要なタイムエントリーを削除します。 4. レポート機能 週次レポート:一週間ごとの働いた時間を表示します。 月次レポート:一ヶ月ごとの働いた時間を表示します。 プロジェクトごとのレポート:プロジェクト別に働いた時間を表示します。 AWSを使ったタイムシートアプリの設計 1. Amazon S3を使った静的ファイルのホスティング まず、アプリケーションのフロントエンド部分(ユーザーが見る画面)は、HTML、CSS、JavaScriptなどの静的ファイルで構成されます。これらのファイルは、Amazon S3(Simple Storage Service)に保存します。S3は、静的ウェブサイトをホスティングするのに最適です。 Amazon S3:静的ファイル(HTML、CSS、JavaScript)をホスティングします。 2. Amazon CloudFrontを使ったコンテンツ配信 次に、Amazon CloudFrontを使ってS3のコンテンツを配信します。CloudFrontは、コンテンツを高速かつ安全に配信するためのCDN(Content Delivery Network)サービスです。 Amazon CloudFront:S3の静的ファイルを高速で配信します。 3. AWS Lambdaを使ったビジネスロジック アプリケーションのバックエンド部分(データ処理やビジネスロジック)は、AWS Lambdaで実行します。Lambdaは、サーバーレスでコードを実行できるサービスで、リクエストに応じて必要な処理を行います。 AWS Lambda:タイムエントリーの追加、編集、削除などのビジネスロジックを処理します。 4. Amazon API Gatewayを使ったAPI公開 フロントエンドとバックエンドをつなぐために、Amazon API Gatewayを使用します。 API Gatewayは、HTTPリクエストを受け取り、Lambda関数に渡して処理します。 これにより、フロントエンドからバックエンドへの通信が可能になります。 Amazon API Gateway:フロントエンドとバックエンドの間のAPIを公開します。 5. Amazon DynamoDBを使ったデータ保存 タイムエントリーのデータは、Amazon DynamoDBというNoSQLデータベースに保存します。 DynamoDBは、高速でスケーラブルなデータベースです。 Amazon DynamoDB:タイムエントリーのデータを保存します。 アーキテクチャ図 フロントエンド:静的ファイル(HTML、CSS、JavaScript) ホスティング:Amazon S3 配信:Amazon CloudFront API: 公開:Amazon API Gateway 処理:AWS Lambda データベース: 保存:Amazon DynamoDB まとめ AWSを使ったタイムシートアプリケーションの設計について説明しました。CloudFront、S3、Lambda、API Gatewayを使うことで、安全でスケーラブルなアプリケーションを簡単に構築できます。 このアプリを使えば、働いた時間を簡単に記録し、管理することができます。 興味を持ったら、ぜひチャレンジしてみてください! 楽しいプログラミングの旅を!