はじめに
AWS WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)は、ウェブアプリケーションをさまざまな攻撃から守るためのサービスです。
今回は、AWS WAFの「レートベースのルールステートメント」について説明します。
レートベースのルールステートメントとは?
レートベースのルールステートメントは、特定のIPアドレスからのリクエストが一定の数を超えた場合に、そのIPアドレスをブロックするルールです。
例えば、1分間に100リクエストを超えると、そのIPアドレスからのアクセスを制限します。
これにより、DDoS攻撃などの大量のリクエストを送ってくる攻撃からウェブアプリケーションを守ることができます。
具体的な使用例
例えば、あなたのウェブサイトに突然、大量のリクエストが送られてきて、サイトが遅くなったり、ダウンしてしまったとします。
そんなときに、レートベースのルールステートメントを設定すると、特定のIPアドレスからのリクエストが短時間に大量に送られるのを防ぐことができます。
使用例1: シンプルな設定
{
"RateBasedStatement": {
"Limit": 100,
"AggregateKeyType": "IP"
}
}
この設定により、特定のIPアドレスから1分間に100回以上のリクエストが送られてきた場合、そのIPアドレスがブロックされます。
レートベースのルールステートメントのメリット
- 簡単に設定できる: 管理画面から簡単に設定ができます。
- 効果的な防御: 短時間に大量のリクエストを送ってくる攻撃からウェブサイトを守ることができます。
- 柔軟な対応: 特定の条件に合わせてリクエスト数の上限を設定できるため、さまざまな状況に対応可能です。
まとめ
AWS WAFのレートベースのルールステートメントは、ウェブサイトを大量のリクエストから守るための強力なツールです。
簡単に設定できるため、初心者でも使いやすく、効果的にウェブサイトを保護できます。
具体的な使用例を参考に、自分のウェブサイトでも活用してみましょう。